2015年2月13日金曜日

イベント報告⑥ 大根仁監督トークイベント

開催日時:2014年10月17日(金)17:00~
開催場所:ミニシアター(愛知淑徳大学長久手キャンパス)

 


 演出家・映像ディレクターの大根仁監督をお招きし、トークイベントを開催した。
トークショーの前に、大根監督の作品であるドラマ「モテキ」1話を上映。
監督自身もこの作品を観るのは久しぶりということで、一緒に鑑賞された。

 上映後、鑑賞したドラマ「モテキ」の制作裏話、役者の話などここでしか聞けない興味深いお話をたくさんしていただいた。モテキの話で大いに盛り上がったところで、監督が最高だと言い切るドラマ6話を今からみんなで観ようということに。
ドラマ「モテキ」6話上映。会場全体がスクリーンに集中し、モテキの世界に入りこまれているようだった。大画面でドラマを観るとまた新たな発見があり、とても面白く、快感であった。

 
 
 また、大根監督から映像制作などをする学生に向けてアドバイスをいくつかいただいた。まず、なにか面白いものを作りたいと思ったら、プロの作品をコピーして、プロの視点を勉強するということ。そして、人生の中で一番時間がある今のうちに、本や映画など、様々なものを観たり、聞いたりした方が良いということ。どのお話も学生にとってとても刺激になるものばかりだった。
 
 イベントの最後の質疑応答では、多くの学生から質問が出され、それに対して監督が丁寧に答えてくださり、非常に良い時間となった。

 今一線で活躍中のクリエイターの方のお話を直接聞いて、学生それぞれが色々なことを考えるきっかけになったと思う。こういった機会をこれからも大切にしていきたいと感じたイベントになった。





3年 渡辺さくら

2014年12月8日月曜日

水尻自子さん上映会&トークショー開催




身体の一部を独特な視点で捉えた感触的なアニメーションを得意とする
映像作家・水尻自子(みずしりよりこ)さんは、
広島国際アニメーションフェスティバル で木下蓮三賞、
文化庁メディア芸術史祭アニメーション部門新人賞、
ベルリン国際映画祭の短編コンペ部門など、国内外で評価を受けている、
若手のトップクリ エイターです。
そんな世界で活躍する水尻自子さんを迎えて、
発想の原点、今までの活動について様々なお話を聞かせていただきます。
当日は水尻さんの作品をいくつか上映しながらお話を伺いたいと思います。

水尻さんを知る人も知らない人も、楽しめる内容になっていますので、
興味のある方は是非参加してください。

日時:2014年12月9日(火) 16:30開場
17:00~18:00
場所:愛知淑徳大学ミニシアター

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このトークショーに合わせて
学生の有志による作品展「第1回 愛知淑徳大学映像祭」も同時開催しております。ぜひご覧ください。

期間:2014年12月8日(月)~12月12日(金)
場所:ソシアメディアラボ前

お問い合わせ:intro.asu@gmail.com

2014年6月26日木曜日

第15回愛知淑徳大学文藝・マンガ大賞が開催されます。

こんにちは、第15回愛知淑徳大学文藝・マンガ大賞実行委員会です。毎年、行 われている愛知淑徳大学文藝・マンガ大賞ですが、今年も開催されることが決定 いたしました。

今年は例年とは少し趣向を変え、学生を中心に審査を行います。ず、審査員に よる一次審査が行われ、選考を通過した作品はネット上で公開されます。二次審 査は、ネットに公開された作品から本大学のみなさまの投票によって大賞を決め ます。

小説やマンガをまだ創作したことがない人、学内で力だめしがしたい人など、ど んな人でも大歓迎です。添付された応募要項をよくお読みの上、って作品を応 募してください。

また同時に一次審査をしてくださる審査員も募集しております。味がある方
は、氏名と連絡先を明記のうえ、shukutoku.bungei@gmail.com
までご連絡をください。

 
*■応募資格■*
愛知淑徳大学の学生(学部学科等は問いません)
・作品は未発表のものに限ります。(ただし、学内のサークルの部誌やゼミで発 表された作品は受け付けます)
・代表者が愛知淑徳大学の学生であれば、共同制作作品も受け付けます。
・本コンクールの審査に従事する者は除きます。
・各部門一作品ずつ提出することができます。

*■受付期間■*
6月26日(木)~9月10日(水)*必着*(メール応募の場合は受信記録を基準とし ます)

*■審査■*
以下の3つの部門に分け、審査されます。
文章部門 小説、児童文学、シナリオなど
詩歌部門 詩、短歌、俳句など
ビジュアル部門 マンガ、イラスト、絵本など
各部門で1作品「大賞」を、「佳作」を若干数選びます。
各賞で該当なしの場合もあります。
受賞者には「大賞」2000円相当、「佳作」1000円の図書カードを進呈します。

審査過程

① 一次審査 1次審査は公募により審査員を決め、5作品程度にしぼる。
② 二次審査 2次審査はインターネットによる投票。

2014年6月25日水曜日

イベント報告⑤ 舞台鑑賞会「わたしを離さないで」 2014年5月24日実施


 暗闇に響き渡る子供たちの笑い声。舞台の幕が下りたあとも、その声は耳から離れなかった。それから、目を閉じれば浮かんでくる、風に揺らめく窓布。
 2014年5月24日、メディアプロデュース学会主催の舞台鑑賞会に参加した。何故、参加を希望したのか。それは、演出が「世界のNINAGAWA」だったからである。この舞台、絶対に行こうと決めた。
 舞台の内容は私には難しかった。しかし、そんな私でも理解できたことがある。それは、主人公たちが置かれた立場だ。そこから生じる心の揺らぎが役者を通して、さらに舞台装置を通して伝わってきた。
 舞台鑑賞を終えて思ったことがある。あらかじめ内容を把握しておくべきだった、ということだ。原作を読んでから舞台に臨んでいれば、また何か違った捉え方、もしくは発見があったかもしれない。自分の解釈を持ち、その解釈が演出家の目からすると、どのように表現されるのか。そもそも解釈が違うのか。そういったことを考えて見てみると、さらに楽しむことができただろう。次に舞台鑑賞の機会があれば、実践しようと思う。
 初めての舞台が、蜷川幸雄演出という贅沢を味わったことに加えて、舞台の見方を学ぶ良い機会となった。この活動をきっかけに、劇場に足を運ぶ回数を増やそうと思う。
(メディアプロデュース学科・1年生)

2014年4月16日水曜日

2014年度 新入生研修合宿レポート


44日、5日と今年度の新入生研修合宿を伊勢で実施しました。
去年と同様、新入生の履修登録のための事前研修、新入生同士の顔合わせと交流、アドバイザー教員との顔合わせを目的としています。
それらの目的を達成しつつ、去年より楽しいと新入生に思ってもらえるような合宿にすることを目標として、当日までミーティングを重ねてきました。

 去年より楽しい合宿にするには、去年の課題であった新入生の誘導をどうしたらスムーズにできるか、ということをそれまでのミーティングや当日も考えながら行いました。
そして、今年は合宿の日程が土曜日も含まれるということで、ホテルの一般客も例年より多く、伊勢神宮での混雑も予想され、一層誘導に力をいれました。
合宿当日は、ホテルではガイダンスの入退場のときの個々の配置や呼びかけ、伊勢神宮ではバス乗車時と降車時のバスの場所が異なるため、バス内での案内のアナウンスなど、臨機応変に対応しました。その結果、予定通り日程を進めることができました。

 また、ホテルでのレクリエーションの空間ワークショップでは、去年より多くの新入生が参加してくれました。
今年は全体を2班に分け、フラドームをどちらが早く完成させるかを競争することで、よりフラドーム作りを盛り上げることができました。
途中、トラブルも発生しましたがワークショップ班を中心として、臨機応変に対応しました。
そして2班のフラドームが完成したときは、達成感で胸がいっぱいでした。
それは一緒にフラドーム作りをした新入生も同じ気持ちだったと思います。

 ホテルでの自由時間で、上級生部屋に時間割作成の質問を聞きに来てくれた新入生の「先輩たちはとても仲がよさそうで羨ましいです」の一言が、合宿の中でとても印象に残っています。
その言葉で、私が新入生で参加した合宿のことを思い出しました。
当時私も、研修合宿委員の先輩方がとても仲が良く、楽しそうにみえて羨ましかったことを覚えています。
しかし、合宿を楽しませる側の上級生が楽しんでいなければ、楽しむ側の新入生は楽しくないと思うので、私たち上級生も新入生以上に楽しみました。
そうすることで自分もあんな風に楽しそうな学校生活を送りたいと思ってくれると思います。
そして、去年の先輩たちが楽しそうだったからこの研修合宿委員をやりたい、という学生が出てくるのだろうし、この研修合宿もこれからもずっと続くのだと思います。
今後もこの研修合宿が続き、新入生の大学生活への不安を少しでも解消し、新入生1人1人に楽しかったと思ってもらえるような合宿にしてほしいです。

(3年 村山 友香)

2014年3月27日木曜日

イベント報告④ 豊田市美術館 都筑正敏氏 講演会 「コミュニケーション・メディアとしての美術館」


メディアプロデュース学会 講演会
「コミュニケーション・メディアとしての美術館」
20131128日(木)13:3015:003限目) 732教室 (7号棟 3)
豊田市美術館 学芸員・エデュケーター   都筑正敏氏

 豊田市美術館では長年、対話型鑑賞法やワークショップの実践などに力を入れている。
この館で美術()と人々をつなぐさまざまな教育普及活動を担っている都筑正敏さんに
お話しいただいた。
都筑さんは、開館準備の時期から20年間以上にわたって豊田市美術館で学芸員およびエデュケーターを務め、同館の教育部門を担当するほか、随時展覧会を企画してきた。
『なぜ、これがアートなの?』、『空き地』、『篠原有司男と榎忠』、『森村泰昌』展など注目され話題を集めた企画展も多い。

 今回の講演では、近年おこなっているワークショップを取り入れた展覧会
『小沢剛--あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き』、『高橋匡太--ぼくとひかりと夏休み』など、子どもと親が主体的に参加し体験できる新しい企画について触れながらお話しいただいた。               
 豊田市美術館の地域社会とのかかわり、とりわけ地域の子どもたちを美術(館)とつなぐ
さまざまな新しい教育普及活動を紹介いただくことで、美術館の実際の運営を知ることができた。

 地域のなかでの美術館のあり方の具体的な試みの紹介を通した多くの示唆に富む内容は、
「プロデュース論 ミュージアム」の授業履修者を中心とした150人あまりの学生たちにとって美術館の役割をイメージし魅力を知るうえで役立つ内容であった。
また美術館運営に興味のある学生にとっては、このような地域と美術館を結ぶ多くの活動が身近な場でおこなわれていることを知ることができ有意義であった。

(小田茂一)



2014年3月23日日曜日

イベント活動報告③ 「2013年度実施 舞台鑑賞会」


 2013年の10月25日、メディアプロデュース学会主催の舞台鑑賞会に参加し、金山の日本特殊陶業市民会館にて初めて生の歌舞伎を観た。面白かったのは、客席から定期的に「○○屋!」と叫ぶ声が上がったり、拍手があがったりすることだった。「○○屋!」は7:3くらいで失敗と成功を繰り返して、上手いタイミングで入るより「ここは違うだろ!」というタイミングに入る方が多かったと記憶している。あれにも熟練があるのだろう、その発見は新しかった。
 映画でも演劇でも、何かを観るとき「客席から音を出す」ということはノイズであり、セリフや音楽が聞き取れなくなるから憚られることなのが常識だったから、それらの「客席からの音」は新鮮だった。伝統芸能なのに新鮮とは、変な話だが。しかし「見得を切る」場面で呆然と観てるだけなのはむしろマナー違反だろうし、「○○屋!」も上手いタイミングに入ると気持ちeものだった。残念なところ、ストーリーというか、内容はあまりはっきりとは覚えていない。それには二つ理由がある。
 一つは、音声ガイドが過剰に説明してくるため舞台上のセリフと音声が被り、セリフを追うか解説を追うかどっちつかずのまま観ていたから内容が疎かになったのだ。解説を聴きながらセリフも聞くような器用なことは出来なかったし、650円払った事実がケチ心を煽りイヤホンを外す決心を妨げた(断っておくが、ガイドがない方が良かったとまでは思わない。あって良かったところもある)。
 もう一つは、「お染の七役」の入れ替わり芸に舌を巻き、どうやって入れ替わってるんだろうとまじまじ見ていたら内容を追うのを忘れていた。
 そうはいっても大体のあらすじは覚えている。二本あって、「死のうか」「やっぱり死なない」と「死のうか」「よし死のう」「死んだ」みたいな話だったと思う。二本とも男女の結ばれない恋愛→心中で、江戸時代は本当に心中好きだと感心したものだった。しかし最初の「西郷と豚姫」は、結ばれないが死なない。それはこれが幕末の話で、江戸時代と明治の過渡期、つまり近代化へ向かう最中の話だから、旧時代的な心中ものからの脱出を意図して作られているのだろうか。
 観る前は、歌舞伎というのは敷居が高いように思えたが、観てみるとそんなことはなく結構楽しめるものだった。
 多分、敷居が高い理由はチケットの値段の高さが主だと思う。学生にはなかなか手が出せないもので、だからこそ、こういう手に届きやすい値段で観れる学校の企画には、感謝している次第です。

(メディア表現コース・4年生)